鍼灸なんてどこでも一緒でしょう?
患者さんに聞いても99%の方がご存じないので、なんとかならんかと頭を悩ませているところですが鍼灸院は大きく分けて2種類あります。
① 駅前店、大手チェーン店
② 個人院
特徴を簡単に説明します。もちろん、すべての院がそういう訳ではないので、あくまで確率論で考えてくださいね。
ラーメン屋を想像してください。
全国どこにでも展開しているラーメン屋さんてありますよね?セントラルキッチンで作って、全国に配送することで、どこの店でも同じクオリティのラーメンが提供できる。
メリットは今日入ったアルバイトでも、5年働いてるアルバイトリーダーでも味のクオリティに大きな差はないことです。素晴らしいシステム!
一方で、その店でスープを仕込んで、麺を打って、麺をゆでるのは師匠だけとか、スープの配合は師匠しか知らない。季節によって使う材料を変えて、こだわりの1杯みたいなラーメン屋もあります。これはこれで素晴らしい!

鍼灸院はどうでしょうか?
ラーメンチェーンとシステムは同じとして、違うのは鍼灸院の商品は技術なので、1年目と5年目の技術力は同じなワケありません。じゃあどうするか?1年目でもできるレベルのマニュアルを作ってそれにそって施術をおこないます。
1年目でも5年目でもやることは同じ、限られた時間の中で、均等な技術で提供します。ラーメンとの違いは、セントラルキッチンではより美味しいメニュー開発がされていますが、鍼灸院の場合、一番初心者でもできるレベルに合わされていることです。
僕たちも技術職なので修業時代があります。まずは、そういうところで技術や経験を積んでいくところです。価格は安いですが、免許取りたての先生に当たれば言い方悪いですが『鍼灸の練習』されていると思ってください。

あとで後悔しないために
ひどいところに当たれば、スタッフ間でちょっと練習しただけで「よっしゃいこう」とメニューにして提供してるところもあります。そういったことを知らないと、適当に打たれてお金だけ払わされることになります。お金だけならまだマシです。頭寒足熱と言って頭は冷やして、足は温めるのが基本です。
人間の60~70%は水分なので、お風呂と同じで放っておいたら頭に熱が上がり、足下は冷えます。顔に鍼をしたら顔の血行が良くなるのでさらに熱が上に上がります。その結果、頭痛やめまいが起きたり、体調を崩す場合もあります。
「(他の院の写真見て)なんかこの辺に打ってるな」「電気も流しとこか」「電気無し〇〇円で、電気有プラス〇〇円にしとこ」みたいな感じってかなり危険だと思いませんか?