痛い場所を揉むほど、治らない人が多い。
こんにちは、鍼灸院AZEのいぬいです。
今日はちょっと耳が痛い話をします。
でも“耳が痛い話ほど、身体が治る話”でもあります。
タイトルの通り、
「痛い場所を揉むほど、治らない人が多い」
これは、現場で何千人と施術してきて確信していることです。
週に1回はマッサージを受けに行くとすれば、ちょっと考えを変えてみてもいいかもしれません。
なぜ “肩が痛い → 肩を揉む” では改善しないのか?
たとえば肩こり。
多くの人はこう信じています。
「肩が痛いなら、肩を揉めばいい」
でも実際は逆です。
肩こりの人の肩を触ると
・カチカチ
・パンパン
・冷たい
・盛り上がってガチ岩
みたいになっています。
僕も修業時代は、ガチゴチの人の肩が勝つか
僕の親指が勝つかで戦っていました。
ここを強く揉むと、一瞬はラクになります。
でも翌日には戻る。
むしろ重だるくなる人も多い。
なぜか?
理由はシンプルで、
肩の筋肉は“原因”ではなく“結果”だから。
肩が固まる前に、
もっと根っこで異変が起きています。
原因①:背骨が硬いままだから
背骨(特に胸椎)が動いていないと、
呼吸が浅くなる
肩甲骨が下がらない
頭が前に落ちる
首が前に突っ込む
僧帽筋だけがずっと働きっぱなし
こんな状態になる。
だから肩が悲鳴を上げるのは“ラストの現象”。
いわば、
肩こりは、背骨の硬さの“末路”であって、犯人ではない。
肩だけ揉むのは
火事のときに「煙だけを追い払ってる」ようなものなんです。
火は燃え続けるから、また煙が出る。
当然、肩こりは戻ります。
原因②:自律神経が“交感神経に偏りすぎ”
肩こりの人ほど、
いつも気を張っている
我慢しやすい
呼吸が浅い
寝ても回復しない
怒りや不安を飲み込みやすい
こういう傾向があります。
東洋医学ではこういう状態を
“気が上にこもる” と表現します。
これになると、
首〜肩まわりの筋肉がずっとオンのまま。
肩がガッチガチになるのは
ただの“姿勢の問題”ではなく、
心と神経が休めていないサインでもある。
肩を揉むだけでは、この根本が変わらない。
原因③:筋膜が“歪んだまま”だから
肩こりの人の筋膜は
肩だけが問題ではありません。
・腹部の緊張
・横隔膜の固さ
・胸のねじれ
・背中のハリ
・足首の固さ
どこかに歪みがあると、
張力が肩に集まっていきます。
筋膜のテンションって、
クモの巣みたいに全身でつながっているから、
身体のどこかの歪み → 最終的に肩が引っ張られて痛い
これが現実。
肩を揉むのは
“糸の端っこだけ引っ張っている”ようなもの。
元の結び目を解かなければ
張力は変わりません。
じゃあ何をすれば良いのか?
結論を言います。
① 背骨をゆるめる
胸椎(特に7〜10番)が動くと肩は自然に軽くなる。
② 呼吸を整えて、自律神経を落ち着かせる
肩こりは「息を吸いすぎて吐けない人」ほど重くなる。
③ 筋膜の“根っこ”を整える
肩ではなく、胸・お腹・脇腹をゆるめると一気に変わる。
④ 頭の位置を戻す
頭が2cm前に出るだけで、肩の負担は2〜3倍に跳ね上がる。
この4つが整った瞬間、
肩は“触ってないのに勝手に軽くなる”。
逆に言えば、これを整えない限り、
どれだけ肩を揉んでも、その場しのぎです。
■ 土日も営業だから通いやすい!
平日は仕事や家事で忙しい…という方もご安心ください。
当院は【土日も営業】しております。
※不定休
予約優先制なので、お待たせすることなくご案内可能です。
■ こんな方はぜひご相談ください
・肩・首・こめかみの疲労が慢性化している
・頭痛が増えて、仕事や日常に支障が出てきた
・食いしばり・歯ぎしりで顎やエラが硬い
・朝から頭が重い・疲れが抜けない
・整体やマッサージでは“すぐ戻る”
・自分の不調の原因がどこにあるか知りたい
肩こり・頭痛・食いしばりは、
首・顎・背骨・自律神経の「複合的なズレ」 によって起こることがほとんどです。
噛みしめによる顎周囲の過緊張
首の付け根(上部頸椎)のつまり
肩甲骨の可動域低下
背骨全体のしなやかさの喪失
自律神経の切り替え不良
呼吸の浅さによる酸素供給不足
こうした“つながった原因”を特定しない限り、
表面だけをほぐしても根本的には変わりません。
AZEでは、
首・顎・頭蓋・背骨・自律神経の総合評価を行い、
あなたの身体がどこでストップしているのかを明確にします。
そのうえで、
原因に対して必要な施術を組み合わせて
「痛みが戻りにくい状態」へ導きます。
「一時的にラクになる」ではなく、
“なぜ起きているのか” を解決するための施術。
これがAZEの頭痛・食いしばり・肩こりケアです。
\土日も営業!/
\堺市中区・深井駅からすぐ/
頭皮のめぐり・自律神経のケアなら AZE へ
https://beauty.hotpepper.jp/kr/slnH000742244/


