膝が痛いときにやってはいけないこと
堺市中区深井にある鍼灸院AZE院長の乾です。
今日は『膝が痛いときにやってはいけないこと』についてお話しします。
膝の痛みは年齢や生活習慣に関わらず、多くの人が経験する症状です。「少し休めば治るだろう」「自己流で対処すれば大丈夫」と考えていませんか?実は、膝が痛いときに間違った対処をすると、痛みが悪化したり、回復が遅れることがあります。
今回は、膝が痛いときに絶対に避けるべきことについて、鍼灸師の視点から解説します。
膝が痛いときにやってはいけない5つのこと
1. 無理に動かす・過度な運動をする
「動かした方が早く治る」と思って、無理にウォーキングやランニングを続ける人がいます。しかし、痛みがある状態で膝に負担をかけると、炎症や損傷が悪化する可能性があります。
特に、ジャンプ・スクワット・階段の昇り降りの繰り返しは膝への負荷が大きく、避けるべきです。
2. 痛みのある部分を無理にマッサージする
膝周りを強く押したり揉んだりすると、かえって炎症を悪化させることがあります。特に、腫れている場合は血流が集中しすぎて痛みが増すことも。
軽くさする程度なら血行促進に役立つこともありますが、痛みが強い場合は冷静に対処しましょう。
3. 冷やしすぎる、または温めすぎる
痛みがあると「とりあえず冷やす」「温めたら楽になるかも」と考えがちですが、症状によって逆効果になることがあります。
急性の腫れ・炎症がある場合 → 一時的なアイシングはOK。ただし、長時間冷やすと血流が悪化します。
慢性的な痛みや冷えが原因の場合 → 温めるのが効果的。ただし、炎症が強い場合は悪化します。
どちらか迷ったら、専門家に相談することが大切です。
4. 無資格者の整体や治療院に通う
膝の痛みで困ったとき、つい「口コミが良いから」「安いから」という理由で整体やマッサージ店を選んでしまうことがあります。しかし、無資格者による施術は非常に危険です。
膝の痛みは、関節や靭帯、筋肉だけでなく、内科的疾患が関係している場合もあります。資格のない施術者が正しい診断もせずにマッサージや矯正を行うことで、症状が悪化したり、重大な疾患の見逃しにつながるリスクがあります。
✅ 国家資格(鍼灸師、柔道整復師、理学療法士、医師など)を持つ専門家に相談することが安全です。
※当院は鍼灸師、柔道整復師の資格を保有したスタッフが在籍しております。
5. 痛み止めだけでごまかす
市販の鎮痛剤や湿布で痛みを一時的に和らげるのは簡単ですが、根本的な解決にはなりません。痛みを感じにくくなることで無理に動き、知らないうちに症状を悪化させてしまうこともあります。
膝の痛みが続く場合は、痛み止めだけに頼らず、原因を特定することが重要です。

膝の痛みがあるときの正しい対処法
<安静を保つ> 痛みが強い場合は膝を休ませる。
<適切な冷却・温熱療法> 症状に応じて使い分ける。
<軽いストレッチ> 痛みが和らいできたら、無理のない範囲で膝周りの筋肉をほぐす。
<専門家への相談> 鍼灸院や整骨院、整形外科で正しい診断と治療を受ける。

鍼灸で対応できる膝の痛みとは?
病院での重大な疾患が否定された後、慢性的な膝の痛みや違和感に対しては、鍼灸治療が効果的です。
鍼灸が得意とする膝の症状例
・変形性膝関節症 に伴う慢性的な痛み
・筋肉の緊張 からくる膝の違和感
・冷えや血行不良 によるこわばり
・運動後の軽い痛みや疲労感
鍼灸は、血流の促進、炎症の軽減、筋肉の緊張緩和に効果が期待できます。
病院で「異常なし」と言われたけれど、痛みが取れない方は一度ご相談ください。

ひざ痛改善を本気で目指すなら、プロの手を借りよう!
まずは今の状態が分からないと、手段ばっかり追いかけても、意味の無いことをしてしまったら時間も労力も無駄になります。まずは、今どんな状態か詳しい人に見てもらいましょう!通うか通わないかはそこから判断しても問題ありません。
